(ここまでのあらすじ)
香港旅行2日目 濃厚サービスは期待できない中国の夜遊び事情に奮起し、一転素人娘に攻勢を賭けるべくナンパに切り替えた私。
90分間の戦いの末に、ようやく一人目の連れ出しに成功したが…
〜プライドを賭けた戦い2〜
15:00 PM 旺角付近 ネイザンロード沿いにて
服装からそこはかとなくメンヘラ臭を漂わせるチャイナ娘を捕まえた。
メンヘラ=即系の法則発動に期待して、何だかいけそうな気がしている(by天津木村)のだが、連れ出し先について考えるのを忘れていた。
とりあえず、この後の組み立てを考える。
宿泊しているホテルはセキュリティはガバガバ(フロントを通らずにエレベーターに辿り着ける)ので、仮に泊まっているホテルで飲もうよ、となった場合部屋に入るまでの難度は低そうである。
(ごらんの有様だよ!)
しかし、この通り「ベッドしかない」部屋なので、これはもう部屋に入った瞬間に勝負が決する。
いったんソファに座らせて飲み直す、とか和むといったことは一切できない。
つまり、部屋に入る時点でグダが発生しないところまでテンションを高めておかねばならない。
というか、連れ込むためのハードルがそもそも高いだろう。シンガポールで中国人と戦った時は儒教スピリット(結婚が見えない男とは付き合わないわよグダ)によって敗北した経験もあるし。
というわけで、最良の手はやはり相手の部屋に転がり込むこと。
向こうの部屋がどんな感じになっているのか純粋に興味あるし。
というわけで、その辺でお茶飲んで早めの晩餐で飲ませて部屋見たいとゴネよう。
決まり。
というわけで近くにあったPacific Coffeeで和む。
暫く日本のマンガ・アニメについて語る。
向こうの土俵での勝負でしかないが、必死に語る。
私はゲーマーではあるがアニメはそんな見ないので付いていけるかどうか不安だったが、パチンコから入って全話見ていたコードギアスが好きだと言うと食いついて来たので何とかなった。(人間、趣味を広げておくとどこで役に立つかわかりませんね!)
暫し、コードギアスの中華連邦の扱いについて語る。(本筋と関係ないので簡潔に)
星刻は中国でも人気が高いらしい。
天子はアホすぎるから嫌いらしい。
(世間知らずの天子というのは歴史上国を苦しめて来た存在なので)
1番嫌いなのは扇要らしい
うん。気が合いそうだ。
コードギアスの中で私が1番良かったと思うシーンはルルーシュが自らの弱さを認めて皆に頼るシーンか星刻が天子に外の世界を見せてあげる約束が果たされる瞬間なので、星刻がいちばん格好良いよね、と言うと喜んでくれた。
で、アニメの話を切り上げて少し早い夕食でも一緒に食べようかと提案するとついてきた。
うーん、何だか行けそうな気がする(二度目の天津木村)
夕食で使えるお店はリサーチしてあったので「aqua」というバーに移動することを提案する。
「せっかくだから行って見たかったんだよねでも一人旅で行くところじゃないかなと思ってたからから良かったよHaHaHa」的な言い方で。
しかし、あまり豪華な場所は嫌だと断られてしまい失敗。しかも酒は飲まないらしい。
仕方がないので唯一土地勘のあるランガムプレイスに引き込んで飲茶レストランに入店。

どうやらあんまりお腹は空いていないらしく、このカスタードまんを食べつつ和み、和みそして和む。
食いつきはありそうだが突破口が見出せない。
で、19時を迎えたところで一旦外に出ることにする。もう勝負に出るしかない!
ランガムプレイスから外に出たところで、この後どうするの的な雰囲気を醸し出す香港娘。
ズルズル引き伸ばしても未来がなさそうなので、一気に勝負に出る。
私「Why don’t you come to my room? I want to talk with you bit」(もちっと話したいから部屋行こうや)
娘「え…」
娘「I’m sorry but I gotta home already.」
(もう帰らなきゃ)
私「Why? I wanna stay with you little more. 」
娘「Because I am a minor.」
私「Minor? No, No, you’re not minor. You are very cute!」
この辺から会話が噛み合わなくなってくる。
私はてっきり、マイナーと聞いて彼女が私はそんな可愛くないのにどうして?的な事を言っているのだと思っていたが、これは大いなる間違いで、全ては私の英語力の拙さが原因であった。
娘「No! I’m a “minor”」
私「マイナー…????」
…
…
…
教養ある読者の方々であればお分かりかもしれない。私はほんの僅かな海外研修経験からまぁまぁ自分英語喋れると思って調子に乗っていた。実際、この時は海外で英語でナンパし、連れ出しに成功すらしていたおかげで、さらに輪をかけて調子に乗っていた。が、ここに至るまでも結構な勘違いがあったことが判明する。
私「Let me confirm. What does "minor" mean」
娘「So, I’m 17 years old. My family will be concerned about me.」
Minor = 未成年
束縛する条例の鎖!
私「しまった!凝を怠った…」
…
…
話になりません。年齢確認はナンパ師にとって戦闘の初歩の初歩。
そういや私相手に年齢聞いてませんでしたわ。
こちとら30歳ですし、それについてくる時点で全然社会人かと思ってたけど、よくよく考えたら金曜(平日)の午後3時に私服でアニメイトなんぞに行こうとしてる時点で学生ですよね。
お酒を飲まないとってたのもありゃ、飲まないんじゃなくて「成人してないから」飲まないよってことだったのか。
…
どうする?このまま知らん顔して戦うか?
香港って何歳までが淫行罪になるん?というかこれ、未成年略取になるんだろうか?もし公安に捕まったら「淫虫」スタンプをパスポートに押されるどころか拘留されかねん。
というわけで…
放流(*´ー`*)
(Wechatの交換は一応した)
ま、まぁよく戦ったよね!頑張った!頑張ったよ俺!
というわけで4時間かけた戦いはノーゲームとなりましたとさ。