リオ・スパで上質なサービスを受け、満足した私。
笑顔の綺麗なベトナム娘のミアとの疑似恋愛を楽しんでちょっぴりセンチメンタルな気分になったところだが、時刻はまだ10時だったので寝付けるわけもなくサウナ内をうろついていた。
なんせリクライニングチェアーに横たわって毛布をかぶっていても、30分から45分おきくらいにショータイムが始まるのだ。ピークタイムなのであろう、頻度も多くその都度賑やかになるので落ち着かない。
仮眠用の個室があるらしいが、経理に相談すると既にブッキングされて埋まってしまっているらしく、経理は申し訳なさそうにしていた。
まぁいいかと思い、しばしサウナを満喫。
フィンランドサウナで改めて汗を流し、体を芯から温める。もう一度浴槽に浸かり、シャワーで身体を洗っていると入店した時から気になっていた洗体のベトロリっ娘が再度営業にきた。
身体洗わない?
うーん、やっぱり私はベトナムとかタイとかフィリピン系の明るく人懐っこい性格の女の子に弱いらしい。
いくらで?と聞くと50HK$!と言われた。やっす。
そんならお願いするかな、と言うと彼女は三角にスノコみたいなものとブラシを持ってシャワーブースに戻ってきた。
彼女はスノコに足を乗せるよう言うと、私の足をせっせと洗い始めた。爪の間まで丁寧に、ブラシできれいにしてくれる。
こっちは全裸で立ったままなので、しゃがみこんでいる彼女の眼前にはおちんちんがぶら下がっている。
うん、なんか想像と違うけどこれはこれで異次元に迷い込んだ感じがする。
召使いに身体を洗わせている富豪か王にでもなった気分。
あわよくば彼女と何かできないかという下世話の気持ちが渦巻いたので洗って貰っている間に彼女に何度か話しかけて見たのだけれど、彼女はミアと違って全然英語が通じなかった。
足をぴかぴかに磨いてもらったところで彼女のサービスは終了。こんなに綺麗に足を洗った事は生まれて初めてだ。
爽やかな気分で休憩室のリクライニングチェアーで眠りにつく。ショータイムは夜中の1時前には打ち止めになっていたと思う。
翌朝、ピーナッツバターサンドとコーヒーを注文して無料の朝食を頂いた後で会計。
約3000$(45,000円)とお高いが、それに見合った体験を提供してくれたと思う。
外に出て、その日の宿である「メトロポールホテル マカオ」に向かって歩き出す。
セナド広場まで徒歩3分のこのホテルはエクスペディアで探して一泊9,000円。
チェックインは14時からだったが、荷物だけでも置きに行こうと思って訪れると、フロントは快くアーリーチェックインに応じてくれた。
この部屋で香港のMK酒店との差額はわずか1,500円。
清潔なベッド、清潔なバスルーム、大きなテレビにデスク。これは素晴らしい。
マカオを拠点にして、香港に足を伸ばして観光するスタイルもありかもしれない。
香港の雑多な街並みと人々が放つエネルギーや美食は確かに魅力だが、デリケートな私がグッスリ眠るのは洗練されたマカオの方が快適に過ごせそうだ。
一旦昼食を頂きに外に出る。マカオは世界遺産がいくつか徒歩圏内にまとまっていて半日もあれば回れてしまうのが魅力だが、あらかた世界遺産は前に彼女と来た時に見尽くしてしまったのでどちらかというと「シティ・オブ・ドリームス」の方が気になった。最近できた新しいホテルで、8の字の形をした巨大な観覧車やハリウッド映画の世界をモチーフにしたテーマパークが併設されているらしい。シルクドソレイユのショーもそこで見ることができる。
しかし、サウナで快適に寝られたとはいえやはりベッドで寝ていないので疲れは溜まっていた。
昼食をジョリビーで済ませてエッグタルトを買い、部屋に戻るといつのまにか寝てしまっていた。夜7時に起きた時には既に真っ暗。

夕食はカジノのコンプ(無料)の軽食を摘むつもりでいたので、カジノ巡りの旅に出る。
先に書いたように、「カジノはしご作戦」を使って大小、ルーレットを中心にコツコツ稼ぐと時間とともにリオスパで痛んだ財布の中身が再び潤って来た。
さて、グランド・リスボアでついつい深入りして金を巻き上げられたのにはもう一つ理由があった。
それがアグネスとの戦いである。
中国系のカジノでは、テーブルゲームで自分が参加するのではなく、「人」に賭ける行為が黙認されている。
例えばブラックジャックのテーブルに座っていて、カードが配られるのはミニマムベット以上の金額をベットしたプレーヤーだけだが、後ろに立っている輩がその上にチップを置いてくることがあるのだ。
この場合、後ろから賭けた輩のチップの金額がミニマムベットを満たしていなくても、プレーヤーがミニマムベット以上の金額を既に置いているからゲームは成立し、カードが配られる。プレーヤーが勝てば後ろで見ている輩も倍になったチップを獲得できるというわけ。
プレーヤーがヘボだと負けても一蓮托生だが、ルールがわからず、またテーブルゲームのミニマムベットの額に尻込みしている方はチャレンジしてみてはいかがだろうか?
マカオはミニマムベット500$~(7,500円)が殆どなので、一般的なサラリーマンの感覚で言うとなかなか手が出せない。しかし、だからといって臨場感のない電子ゲームのルーレットや大小のテーブルに座ってタッチパネルで10$とかの単位のお金をポチポチやっていてもカジノの面白さは全く味わえないと思われる。ハッキリ言って駆け引きも何もない糞ゲーなので、楽しくない。
話が脱線してしまったが、アグネスは私がグランド・リスボアでノリに乗って快勝を重ねていた時に私にチップをかけて来たアグネス・チャン似の小姐である。
ブラックジャックで5連勝くらいし、3000$からスタートした手元のチップが6000HK$を超えていた。隣に座った初心者らしき中国人夫婦にルールや戦い方をアドバイスしながら戦っていたところで、ひとりのパンツスーツ姿の女性が隣に座って声をかけて来たのである。
「Okay?」
彼女はちょっと遠慮がちに私のチップの上に100HK$のチップを乗せた。
それからしばらく勝ったり負けたり。結局ここでお金をカジノに巻き上げられてしまったわけだが、ここぞとばかりに私は彼女をナンパする事にした。いや、向こうから声をかけてきたわけだから逆ナンか?
ちなみに、カジノではこういうことが結構ある。シンガポールに居た時も2回同じシチュエーションがあった。その時は2回ともセックスには至らなかったけど、食事くらいなら行けるパターンだ。
私「ちょっと休憩しない?」
アグネス「良いよ!貴方のお陰で私は勝ってるしね^ ^」
彼女は私を誘導するのがうまくて、勝てそうな時にちょっとだけベットする、という戦い方をしていたので勝率は高かった。
グランドリスボアの周りは気軽に入れる飲食店が少ないので、一旦セナド広場方面に出てお店を探す。
私「お腹空いてる?」
アグネス「んー実はあんまり。行きたいスイーツのお店があるからそこにしない?」
私「いいね!行こう行こう」
彼女に連れられてマカオの通りを歩く。彼女に1人なの?と聞くとそうだと答えた。どうやら空港職員として働いているらしい。彼女は英語堪能で、簡単な日本語も使えたのでコミニュケーションが非常にスムーズに運ぶ。というか、かなりリードしてくれているので助かる。
ところで彼女をアグネスと呼ぶ理由はもう皆さんお分かりかと思うが彼女がアグネスに似ているからである。
え?どっちのかって?
そりゃもうあれですよ。
こっちの。
これが私が2018年に入ってナンバーワンの稼働率を誇る
こっちのアグネスだったらどんなに良かったか。
(BGM:だいすきって気持ち)
118分の1って重くない?と思ってたけど一撃性あるんですよね。
(にわかパチンカスでもあります)
残念ながらBGMで聞こえてくるのは「岡の上ひなげしの花で~」というやつだが、年齢までアグネスなわけではない。若かりし頃のアグネスというか、肌は十分ツルツルだ。
10分くらい歩いただろうか。セナド広場を右手に通り越してちょっと歩いたところにその店はあった。
「義順牛奶公司」という店でマカオスイーツ「ミルクプリン」の有名な店らしい。
価格は450円くらい。味はなんとも素朴で、何も添加せずに自然のまま牛乳を固めて冷やしただけ、という感じのヘルシースイーツ。
ミルクの匂いを嗅ぐと昨夜の記憶が蘇ってちょっと勃起した。
スイーツを食べながらアグネスと会話を広げていく。彼女は私より一つ年上の31才独身。カジノは好きだが自分でプレーするには給料がそこまで多いわけではないから絶対にやらないようにしてるらしい。賢明だなぁ。
中国本土の出身で、四川省のあたりの生まれらしい。そういえば名古屋でかなり本気で好きになった女性も四川の出身だった。四川は美人が多いらしいが、彼女もまた例に漏れず美人で頭の良い女性だった。知性的な面のある女性は会話していて楽しい。
ミルクプリンはものの5分ほどで食べ終わるスイーツなので、これからの事を考えると腰を落ち着けて戦いたい。
正直、マカオではナンパするつもりは全くなかった。道を歩いていてもナンパするような雰囲気ではないし、かなり多国籍な人々が行き交うリゾート地なので糸口さえ見つかるかどうかという思いだったのと、風俗の世界最高峰と聞いていたのでこの日もカジノマネーでサウナに行くつもり満々だったが、ここまでくるとゴールを決めたい。
ただ、このあたりスムーズにカジノでの和みから連れ出しへと繋げられているのはやはり経験値、女性を隙あらば誘って仲良くなるということが身体に染み付いているかどうかが命運を分けていたなと自分で振り返って思う。
どうやって誘おうとか考える前に、「茶しばこうよ」と自然体で言えるとチャンスは増えるなと思った。
と、ただの僥倖のくせにナンパ師っぽいことを背伸びして書いてみる。
(これで即れてなかったら超格好悪いけどつづく)

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