台湾。
全くの余談だが、私はずっとストリートファイターのサガットがいる場所をタイワンだと思っていた。
タイランド(Thailand)って言ってたんですね、アレ。だって妙に溜めがあるじゃ無いですか。タイィィィランッッ!!って感じで。
どうでもいいですね
私、ここのところガクッと増えたアクセス数に喜んでおりまして、毎日ブログのアクセスログを観察しているんですが、皆様の需要が全く分析できてません。
まぁ、マーケティングしてもわからないものはわからないので、開き直ってふざけた文章を好きに書き続けて行こうと思った次第です。
というわけでサガットで検索してここに辿り着いてしまった方、申し訳ございません。何の関係もございません。
さて台湾といえば、近年はハワイを上回る人気の旅行先だそうです。台湾について旅の前に私が入れた事前知識はそもそも台湾ってどういう土地なの?国なの?というところから。
以前読んだブログで、「日本人はお隣の国のことに関心が無さすぎる」というワードがありまして、これかなり私の心に突き刺さったもので。
台湾に対しても、「独立問題で中国と揉めている地域」くらいの認識しかありませんでしたし、どれくらいの大きさでどれくらいの人口なのか、その成り立ちなんかも全く認識がなかった。
沖縄よりちょっと大きいくらいの島国みたいな間違った認識でいたんですけど、九州と同じくらいの面積あったんですね。この時まで知らなかった。
そして、台湾を「国」と呼んで良いかデリケートな議論があるものの、「国」としてみると世界第2位の人口密度。2400万人もの人が住んでいる。すごいじゃんか台湾。
その後歴史をちょっとだけおさらい。
17世紀より前のことまでは頭に入れていないけれども、大航海時代に台湾を植民地化したのはオランダ及びスペイン。このオランダ東インド会社統治から台湾を解放したのが明の将軍だった鄭成功。鄭成功は清に滅ぼされた明の復興を遂げるべく、台湾を奪取して拠点として中華本土を取り戻そうとしたわけだけどそれは叶わなかった。でもオランダ人を一掃して台湾南部にあるゼーランディア城を落として台湾の解放に成功した。その後鄭成功は「東寧王国」という台湾の政治体を樹立するのだけれど、彼の死後に結局清に滅ぼされて以後は所謂「中国」の領地の期間が続く。
「ゼーランディア城」って名前を耳にしたことがあって、てっきりヨーロッパにある西洋のお城の名前だと勘違いしていた。世界史取ってなかったという言い訳もあるけれど我ながらひどい勘違い(;´▽`A``
そんなわけで�鄭成功�の名前は台湾では英雄扱い。観光地でも目にする機会があった。
台湾と遼東半島は日本が初めてゲットした海外植民地。
この後中国は、清の国が滅びて1912年に中華民国と名前を変えるけど、中華民国は台湾について始め何も言ってなかったのが、第二次世界大戦の折に「日本が清から盗んだ」と言って返還を求めた。この後サンフランシスコ講和条約で正式に日本が台湾における権利、権限、請求権を放棄した。
ただ、ここで世の中のお偉いさんも中途半端な事するな、というか言葉の定義をしっかりしてないと怖いと思う出来事がある。
日本は台湾を「放棄」したのであって、「中国に返還」したわけじゃ無いということ。まぁもともと「清」から譲渡されたのであって、「中華民国」はまだその当時ない。
というわけで、明確に中国に返還されたわけじゃ無いから、台湾は台湾人のモノだよねという独立運動が起こるきっかけを作ってしまった。
そして台湾の独立運動。
台湾の独立運動は正確に言えば日本が統治していた1895年あたりからあった訳だけど、今現在物議を醸しているものとは殆ど別物。
中国に(事実上)返還された時に中華政府による統治が始まった時に、多くの台湾人が「がっかり」してしまった。台湾人と中国人は違う!と。
しかし、中華政府は「一つの中国」を主張してきたので台湾に独立宣言されたら困る。なんで困るかっていうと台湾が独立宣言したが最後、普通に独立できちゃうからである。
そうなると困るから中華人民共和国は「お前ら絶対独立すんなよ!したら殺すぞ!戦争だかんね!」と「武力解放」を明言している。だからアメリカや日本は台湾についてどーするか、本音はもう台湾て国じゃんと思いながらも中国の顔色を伺っていると。
そこにトランプみたいなズバズバ発言しちゃう爺さんが大統領になったからさぁどーなる?ってとこでちょうど私達が訪台。結局トランプはさすがにちょっと空気読んだ感じだったけれども…という感じ。
な、なるほど…
(自画自賛です)
ちなみに、こんな話は女の子に話してもドン引かれるだけだと思うのでナンパには全く役に立ちません。
ただ、観光の面白さを上げるための予備知識として。ちゃんと知りたい方はこんな
エロブログの歴史解説をあてにしないでウィキペディアでも読みましょう。
ただ、最近思うのは中学・高校生くらいの時にもっとこういう事に興味持ってればなぁと。
高校生くらいで「台湾のエロサウナ行きたい」とか思い立って、そのついでで観光して忠烈祠に行って「鄭成功」とかいう文字列を見ておけばもっと身の入った勉強ができたと思うんですけどね。
ハワイの星空ツアー参加した時、レーザーポインタで星座を指しながらこれが射手座、これが蠍座で黄道十二宮はこのライン上にあります、とか自称「星のおじ様」(ガイドさん)に解説されていた時、もっと子供の頃にこうやって実地で学ぶ機会があれば俺、今頃Jaxaとかにエントリーシート出してた未来があったかも、って思った。
実生活に結びつけられた勉強って記憶に残る。
というわけで、風俗に結びつけた世界史の教科書があれば中高生の歴史の平均点数はうなぎ登りだろうな、とか想像した。(アホです)
高校生にとってオランダ東インド会社とかクソどうでもいいんですけど、社会の教師がアムステルダムには世界でも有名な「飾り窓」というところがあって〜とか言ってくれたら
俺絶対将来オランダ行く!
って思ってオランダへの興味が半端なくあがると思うんですけどね
(そんな教師はクビです)
というわけで、旅にはあまり役に立たない予習かも知れませんが、いっつもエロにまつわる事ばかりなのでたまには真面目な事を書いて見ました。需要があるかわかりませんけど。
でもこういうのを学ぶとちょっと何故台湾が親日国なのかが見えてくる。結局は日本統治時代の方が台湾は良かったと考える人が多数いて、しかも日本統治時代があったことが結果的に要因となって独立の根拠になってるというわけですね。
また、台湾はアジアで最も幸福度が高い国・地域。人々が優しくて他国の災害に手を差し伸べる国民性があるのもまず自身が幸福を感じているからなのかもしれません。
以上、台湾史の解説と考察でした。
そしていよいよ出発。行きも帰りも成田からスタート。
出国ゲートを出たところで乾杯。
(初めて我々の写真がアップされましたねw)
初日は見所全くなく、台北に着いたらタクってホテル直行だったので今回はこれで終わりです。
次回、初日 九份&十份観光&ナンパ編