前回はただのコラムで終わってしまいました。
が、出張に行く前の心構えということでご容赦くださいませ。
(今現在も出張中なので、ちょっと仕事優先で時間を使ってます)
〜ここまでのあらすじ〜
東北の気候を舐めきった服装で仙台入りした私。
盟友のトモヒロに全てのコーディネートを任せ、夜の街へと繰り出す。
〜ここから本編〜
時刻は21時を回ったところ。
国分町の居酒屋を出た二人は、どちらからともなくナンパを始める。
しかし
トモヒロ「 アキラとコラボできて嬉しいんだけどさ、仙台の市場は厳しいよ」
おいおいオイオイ。
なんて弱気な発言だマイト。
今日の私の気合は違います。
仙台の街がなんだって?
トモヒロくん、君にとっては毎日暮らして、毎週の夜ナンパしている仙台の街かもしれないけど
僕にとってはそうそうしょっちゅう来れる場所じゃないんだよ。
グアムで知り合った巨乳のゆうかとも連絡が途絶えて久しく、今夜の止まり木を探さなくてはならない。
既セクに逃げられない。そうなった場合デリヘル呼んだら1万5千円くらいの出費は確実。
20代のサラリーマンにとってそんなブルジョワな遊びは難しいのです。
トモヒロ「とりあえずでも街を流そうか」
街を流す。
こんなトレンディな言葉を今時使うのはナンパマンくらいである。
というわけで、仙台の街をぐるぐる練り歩く。
いや、
マジで仙台
シッケシケですね。
(仙台の方、申し訳ございません)
いや、トモヒロ氏の言う通りナンパに向かない市場。
人通りの多さは流石に東北イチの大都市だけあって十分。
ナンパターゲットの量は申し分ありません。
ただアーケード街は明るいし健全な商店が多くて早い時間の声掛けには尻込み。
あと、地方都市ナンパあるあるで終電が早いのか、駅に向かって足早に歩いて行く女子が多い。
これらに関しては自身の言い訳レベル。そもそも出張で来ているわけだから週末でもなく、
ド平日に夜から飲もうよ、とこちらは打診しているわけで、打率が低いのは当たり前。
しかし、大きな問題は県民性。
複数の都市を渡り歩いてナンパを経験している私のようなナンパ民にはお分かり頂けると思うが、
ナンパはその土地によって女の子の反応の良し悪しがかなり違うもの。
私がこれまでナンパして来た地域でいうと、例えば静岡はかなりイージーモード。
それも浜松よりも静岡の方が良い。
ナンバーワンで反応が良くてナンパし易いのは博多。
ただ、北国だとナンパし辛いとかそういう法則性みたいなのは無くて札幌も結構イージー。
東京は街によりけり。というか、街が細分化されすぎていてこれは自身のタイプによって街を選択する必要もあると思う。
関東でも、千葉や神奈川は結構ナンパ受け入れ度が高いのだけれど埼玉はクソ難しい等の理由が言語化できない地域性が結構あって、ナンパの成功ファクターを特定するのは非常に難しい。
しかし、ここ仙台はかなりのシッケシケ度合いだと思われる。
こんばんは、と声をかければ一瞬ビクッとなって4メートルぐらい離れるとか
近づくだけで顔を伏せて無言ガードとか
ストナンに対する警戒心の強さがハンパじゃない。
街を3周くらいしたが、ビタ止めすら殆ど出来ず途方にくれた。
トモヒロ「言ったっしょ?仙台は街がめっちゃ厳しいんだよ。。。」
そう嘆くトモヒロの肩に力はなかった。
それもそのはず。
トモヒロはちょっと前まで言わずと知れた狂乱の地である
すすきのを中心に活動していたのだ。
トモヒロ「札幌と比べて可愛い子も圧倒的に少ないし、ノリも悪いんだ」
うむ。
わかる。
わかるよ。
仙台と並び称される
日本3大ブスの名産地 名古屋
(仙台、名古屋、水戸が該当する※一般論です)
この市場で5年戦い続けて来た私には今のトモヒロの嘆きは痛いほどわかる。
名古屋もシッケシケだったからな!
(名古屋の皆様申し訳ございません、が事実です)
というわけで、逆境での戦いにそもそも慣れている私はまだまだやる気十分。
HUBに入っても女の子が捕まらず、街で声掛けしてもキャッチに睨まれるばかり。
そうして時間が過ぎて言っても、心は折れない。
というか、コンビナンパはやはり楽しい。
仲間と一緒に街を練り歩き、可愛い女の子や2人組の女の子を見つけては、アイコンタクトでコンセンサスを取り、テンションを上げて話しかけてはフラれる。
それだけで多くの笑いが生まれる。そしてこの遊びはタダである。
話しかけた女性を不快な気持ちにさせないようできるだけ心がけているから、迷惑されてないと思いたいが。
そして時刻は22時半。実に90分も寒空の中歩き回っていたことになる。
最終的にクリスロードの、中央通りの交差点でヘロヘロになっていたところ、女子大生風の二人を発見して声掛け。
私「こんばんは!ちょっと助けてもらえませんか・・・」
女1「え!びっくりした・・・どうしました?」
私「いや、東京から一緒に飲んでくれそうな女の子を探してはるばる仙台までやって来たんですけど」
女2「やばい人じゃんww」
女1「お兄さん頭おかしい人じゃないですかww」
私「かれこれ2時間近く練り歩いてるんですけど、誰も捕まらなくて寒くてもう死にそうなんです」
女2「そらそうなりますよ」
女1「てかお兄さん、コートも着なかったらそりゃ寒いでしょ」
そう。私は寒空の中、コートも羽織らずスーツのジャケット姿。中にはベストも着込んでいない。
私「もう遅いんで30分だけでいいんでどっか入ってあったまらせてもらえませんか?」
女1「30分だけならいいですよww」
女2「てかもうお店やってないんじゃないですかww」
天使降臨。
そして、秒で元気になったトモヒロがすかさず居酒屋を抑える。
こうしてクリスロードの中の適当な居酒屋にIN。
店員「ラストオーダーもう間も無くなんですけど・・・」
私「大丈夫です!30分で帰りますから!」
女1「マジで30分だけですよ!終電なくなっちゃうから!」
そして始まる即席飲み会。
女の子はそれぞれ、
木寺莉奈に一般人度を80%くらいかけた感じの子(ほぼ原型なし)と
横山由依に一般人度を80%くらいかけた感じの子(ほぼ原型なし)。
とりあえず若いから良く見えるというか、ずっと練り歩いてたからそう見えるだけかもしれない。
ファーストドリンクをめちゃめちゃ急かし、ラストオーダー5分前に入店した我々に向かって1人1オーダーを求めてくる店員をゴリ押しで説得してかわす。
(そりゃ幾ら何でもご無体だから、食事1オーダーじゃなくてドリンク2オーダーでOKにしてもらった)
急いで乾杯。
「出会い」のフェーズを超えてしまえば、それはもう合コンと変わらない。
二人は見た目通り女子大生。
嬉しそうなトモヒロ。
燃え尽きていた私。
そう、これは博多のあきらめないで天神ナンパの時と同様。
コンビナンパの際、私は即席コンパをセッティングできたことに満足してしまい、その瞬間モチベーションがピークを迎えてスタミナがゼロになってしまうことがあるのだ!
(自慢にならない)
トモヒロは若い子大好きマンなので楽しそうだが、
私はというと
眠たくなっていた。
とはいえ、ビジネスホテルというプレイグラウンドを持っている私の方が圧倒的に地の利がある。
しかし、どうにもこうにも、即への意欲が湧いてこない。
さらに追い討ちをかけるように、
初めは横山子に食いついていたトモヒロが、横山子が処女だとわかった途端に露骨にめんどくさそうな顔をし始めたのである。
オーケーオーケー。
わかってますとも。
私は自分の即よりも友達の即に喜びを感じる男です。
トモヒロさん、担当替えの件
承知しました。
アイコンタクトをかわし、
「ちょっとお手洗い行ってくるから、勝手に席替えするなよ!いいか絶対に席替えするなよ!」
とあからさまなフリをしてトイレに一時退避。
戻ってくると、思った通りに席替えされています。
私はこの自らのキャラクターを貶めて強引に席替えする技を
出川神拳と名付けて愛用しています。
(成功率は100%です)
しかし、このコンパの制限時間は30分。
しかも、またもやタイトル詐欺ですが、この女子大生2人は
デリヘル嬢でもなんでもありません。
(ただの前フリです)
30分という短時間、我々は思いつく限りのネタをぶっ込み、楽しく飲んで笑い、LINEを交換して解散。
その後トモヒロは、最初横山子に食いついていたくせに、木寺子をしばらくセフレ化して楽しんだそうです。
時刻は23時。
仙台の夜の街に再び放り込まれた我々の運命やいかに。
(タイトルでネタバレしてる癖に引きで終わってすいません)
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