〜前回までのあらすじ〜
タイ旅行初日、無知なまま改造済みレディボーイ専門店マーキュリーに突撃した我々は
月に代わってお仕置き
を食らう。
覚悟していくならわかるが、予期せずしてトランスジェンダーとセックスしてしまった私はトランス状態。
とりあえず、後悔はないがなんとなく胸がざわつくので、本物の女性とヤって先ほどの体験を上書き保存することに決めたのであった。
〜ここから本編〜
レッツゴーアムステルダム
そうタクシーの運転手に告げて我々はバンコクの夜を駆けた。
ていうか
アムステルダム去年閉店したんですね
この時点でプレイレポを書く市場価値がもはや存在しませんが、まぁいいや。てか
翌々日に行ったポセイドンもとっくの昔に閉店してますけどね。
その記事もキッチリ書く予定でいます
(私はドMなのです)
しかし我々はアムステルダムに辿り着く前に一悶着を経験していた。
タクシーの運転手に詐欺られたのである
さすがタイ。
我々は「アムステルダム」とハッキリ言ったのに、タクシーの運ちゃん、勝手に別のマッサージパーラーに車を走らせたのである。
運ちゃん「ここがアムステルダムだ!」
タクシーの運ちゃんがそう告げた時、目の前には明らかにホームページで予習してきた画像と違う建物があった。
そして着いたところが明らかに違う店である。
我々は怒った。
何にって、おっちゃんがここを「アムステルダム」と言い張り続ける所にである。
我々は窓を開けて外に居た人に聞いた。
「ここはアムステルダムか?」
若者「No」
ほら見ろ違えーじゃねーかよ!!
我々はタクシーの運ちゃんに再びクレームをつけた。
タクシーの運転手は観念したようで本物のアムステルダムへと車を走らせた。
たぶんマージンかなんか入るに違いないが、我々は今日一度失敗している身である。
今日はこれ以上失敗したくないから老舗のMPに行きたいのであって、ただセックス出来ればいいのと違うのである。
そしてぬけぬけと再びメーターを回し始めた運転手に我々は思った。
断固このタクシーに金を払うまい、と。
そしてアムステルダムに30分近くかけて到着し、タクシーの運ちゃんはメーターを止めて我々には運賃を請求した。
私はドアをロックされないよう、タクシーが止まる直前からこっそりドアを開けておいた。
我々「払うわきゃねーだろ!アホか!」
ここで負けたら、損をするのは我々だけではない。
詐欺行為に屈してしまったら、彼は味を占めて同じ行為を繰り返してしまう。
ジャパニーズはなんだかんだ言って折れて金払う、と認知されたらおしまいである。
金を払わずに外に出た我々に向かってタクシーの運ちゃんは文句を捲し立てた。金を払えと。
しかし私もただのジャパニーズではない。
こういう時どうすればいいか私は知っている。
世界共通で悪徳タクシーを黙らせるのに一番効果的な旅のTIPSだ。
私は騒ぐ彼を無視してタクシーの側面に書いてある会社のロゴと、ナンバープレートを写真に撮った。
そして携帯の画面を見せて運ちゃんに告げる。
「I’ll report your cheating to your company」
(お前の不正を会社に報告する)
これは以前シンガポール研修中に教わったテクニックである。
これをやられるとガチで職を失うので彼らは引き下がるらしい。
ただし
ある程度のスゴ味は必要
本当に「やる、と言ったらやる!」と思わせないと通じないケースがある。
先程まで男を抱いていた我々に怖いものなどない。
タクシーの運ちゃんは手の平を返したように大人しくなり、舌打ちして去っていった。
勝った…
ナナプラザからアムステルダムまでの正規運賃くらい支払っても良かったが、結局我々は貴重な旅行中の時間を1時間近くロスされたわけで、悪いのは向こうだしまあ良しとしよう。
向こうも非を認めたから去っていったわけだし。

これこれ。通りに面したこんなデカい建物、間違いようがないよね。
というわけで、入城。
おお、ゴー☆ジャス。
前回の訪タイでポセイドンには行ったことがあったが、アムステルダムは初めての訪問だった私。
雛壇に座っている女の子のレベルは…う、ううむ。
正直微妙だ
普段通りの我々であれば店をチェンジして納得の行く所を探していたかもしれない。
しかし、我々は一刻も早く本物の女性を捕まえたかった。
よって、明らかに30過ぎのちょっと年季の入った感じの女性で妥協する。
ただ、ここはゴーゴーバーではなくて日本で言うところの特殊浴場、所謂ソープなわけだから、ルックスだけじゃなくて技術も必要だろうという理由で選定した。
僅かな待ち時間の後、これまたゴー☆ジャスな部屋に通され我々は一線を交えた。
衝撃的な出来事の後だったためか、あまりプレイ内容は覚えていないけれどもぬるめであれ、浴槽に浸かって受けるマッサージは至上の心地よさであった事を記憶している。
嗚呼
今は亡きアムステルダム。
モルディブの島々がいつか沈んでしまうように、この世に普遍のものは無い。
私は中国きっての、いや世界きっての性の都である東莞のプレイ記事やなんかを読み漁り、いつか自分も行きたいと常々思っていたのにあっという間に摘発されて跡形も無くなってしまったことを思い出した。
アンダーグラウンドなスポットは移ろいも激しい。
悔いの残らぬよう、貯金を惜しまずこれからも見ておきたいと思った場所は見に行こうなどという思いに老けらせていただいた。
タイ初日の夜はこうして過ぎ去っていった…
つづく
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