こんばんはアキラです。
前回、格安チケットで移動を済ませたために深夜のセブ空港で野宿をするハメになった私。
無事に学校職員の迎えの車に乗ることができ、セブ市内へ向かいます。
けっこう満身創痍な私を温かく迎えてくれたのは学校職員兼学生でもある日本人のテツくん。(当然仮名)
私より5つ年下で、彼は学校職員として授業時間外にこうして日本人学生の出迎えや、各種事務手続きなどの業務をおこなう代わりに授業料を安くしてもらえるプログラムを利用して、6ヶ月くらいこちらにいるのだそうです。
日焼けした肌に、髪も茶色に染めていますが長髪ではなく、爽やかで好感が持てます。オラオラ系ではない。
私が到着した土曜は学校の受け入れ日ではなく、通常は日曜日がスタート日になるそうで、今日は学校では何もできないけれど、ホテル寮は使えるし学食も利用できるから一日旅の疲れを癒してほしいとのこと。
車は別のドライバーが運転しており、助手席に座る彼から色々学校生活の注意事項や現地での過ごし方などについて聞くことができました。
ストラップを渡され、まだ仮のものだが守衛に見せれば入場できること。
ホテルは学校の向かいにあり、本当に徒歩1分といった場所にある。通りを坂道を下っていくとショッピングセンターがあり、飲食店も充実。生活に必要なものは全てそこで揃えられること。
学生には門限があり、ホテル寮であっても夜21時までしか外出できないこと。監視カメラでチェックしていますとのことでした。
私「いやいや、言うて実際どうなん?」
テツ「それは僕の口からは言えないっすねー笑」
こやつめ…
まぁでも、監視しているということ自体は本当ですね、たぶん。ただ、監視カメラを四六時中注視するような人間って多分いないわけで、別の何かで疑いを向けられない限り大丈夫だと判断しました。色んなその後に聞いた話も含めてですね。
歩道が狭くて慣れるまで結構恐怖を感じたりする学校近くの風景(マンダウエ地区)
ホテル寮としてこれからお世話になる「オーチャードホテル」
正直、名前はめっちゃ高級そうで、シンガポールのオーチャードロードのイメージだったがこれが甘かった。。。
ちなみに、どうせ特定されるから公開するし、情報を求めてきた読者の方が「どこやねん」となっても不親切なので書いちゃいますが、私の学校はCIA(セブインターナショナルアカデミー)というところ。
正直、私はここ1校しか知らないので比較はできないのですが、すごく良い学校でした。叶うならもう一回長期で通いたい。
ホテルロビーでテツくんから翌日の集合時間とオリエンテーションのスケジュールのレクチャーを受け、解散。
部屋に荷物を置いてシャワーを浴び、着替えて学食に行くことにした。
学食について
食事の写真を撮るセンスは男のわたしには皆無なので見辛い写真になるが、比較のためにこの日に食べた以外の学食の写真も貼っておく。
盛り付けによるマイナス補正もあるがそれを差し引いても学食の食事は
お世辞にも美味いとは言えない
ただ、他校からの転校や2度目の留学などで別の学校を経験している人に聞くと、CIAはまだマシと口を揃えて言うから他所はもっとマズいのかもしれない。
ちなみに、これは世界一メシが美味い国である日本で暮らしている我々目線でマズいのではなく、仲良くなった韓国人、ベトナム人、中国人からしてもマズいらしい。
食事は基本ビュッフェスタイルで、時間が決められている。夕食の時間が17時か18時の最後のコマが終わった直後に食べて帰るスタイルなので、必然的にかなり早めの夕食を摂ることになり、生活リズムはかなり適正になる。
毎日10コマ授業を受けると必然的にメチャクチャお腹が減るのだが、正直この学食は箸が進まない。
韓国資本の学校らしく、キムチが常備されていて、これが結構唯一の心の拠り所。あまり美味しいキムチではないのだけれど、味が濃いぶん素材のダメさなども隠してくれていて、どうしても今日のオカズはダメだと言う日でもライスの上にキムチと海苔をかければ食べられる。
フィリピン人はめちゃくちゃお米が大好きな国民で生産量も多いので、米とキムチと海苔で1カ月間食いつないでいたといっても過言では無い。
3種類くらいの日替わりのおかずに、主食は米。サラダ(生野菜)とスープ、フルーツが基本で薄いオレンジジュースとお茶が置いてあるのが基本。
ピークタイムは混むので、外のテラス席で食べることも少なくなかった。
私は留学期間中、基本は仲の良いクラスメートや特に同日入学者であるバッヂメイトと一緒に食事を摂ることも多かったが、今日は1人で食べたいな、という気分も許容される空気があり、敢えて1人で摂ることもあった。
そのほか、学食はネットワークを広げる場でもあり、友達の友達が友達になっていくパターンや、前後に並んだ学生と仲良くなって一緒に飯食おうかみたいな展開になることも少なくない。
はい、そうです。
ナンパ師にとっては天国ですね。
とはいえ、まじめに語学を納めに来たという目的もあったし、狭いコミュニティでもあったので私はこの場を使って積極的にナンパしたことはないです。
広義で言えばナンパにあたるかもしれませんが、普通にさきほど書いたような流れで知り合いが増えていったんですね。
もちろん、積極的にやろうとすれば毎日ランチの時間で新たな出会いを作れるみたいなことも可能だとは思いましたが…
周囲の飲食店など
学食がこんな感じなので、門限前のわずかな自由時間を使って平日も外でご飯を食べる学生も結構いました。
昼は流石に授業の合間で時間がないのと、ホテル寮の生徒以外は昼の外出が許されていないので食事に出る学生はまれですが、夕食は近くの「jセンターモール」をはじめ近隣の飲食店に行く学生がたくさんいます。
ちなみに、さらっと書いてますが、そう。
セミスパルタ以上の学校の多くは昼休みも学校の敷地外に出ることは許されていません。
昼は学食で飯食って、午後も授業や!というスタイルで、ホテル寮の人だけ外出OKなのは忘れ物を取りに帰ったり、自室で勉強したり休憩したりする自由許されてるからですね。
また、最も人数比が多いのは学校の敷地内にあるドミトリー寮(多人数部屋)の学生なので、彼らも外に出す理由がないのです。部屋に帰って昼寝、自習する自由はあるけど、外出は不可。
ただ、学職は美味しくないけどセブ島の食事がマズいということでは決してありません。
むしろ、リーズナブルな値段で美味しいものを出す店は沢山あります。
定期的に日本食を摂取することでメンタルが回復する
みたいな現象があり、バッヂメイトの日本人とはよく日本食レストランに行ってました。
他のレストランよりも、「日本食=高級」という位置付けなので値段はしますが、それでも刺身やすき焼きを食べるとぐんぐん体力と精神力が回復します。
値段が張ると言っても1500円くらい。
とんかつ美味かったわぁ
たまに早起きして外のカフェでアメリカンな朝食を摂ることもありました。
近隣は留学生が多いこともあって、韓国系の人が好むようなお洒落なカフェも沢山あります。
クラムチャウダーパスタも美味かった。これも外食ですが、こういう普段食べ慣れている食事を補給する手段は全然あります。
ITパークというところで定期開催されているフードフェスで食べたナシゴレン。これも美味かった…
あとこれは、よく電子レンジで調理して食べていたチーズ入りのコンビーフの缶詰。
夕食が早すぎてお腹が空いた時の夜食に、よくこれを食べていました。
まとめ・コンドミニアム寮で自炊のススメ
今回紹介した食事情からしても、正直私はドミトリー寮はキツイなぁと思っています。コンドミニアムが最強。
ホテル寮については次の記事で書くんですが、とても不衛生かつ騒音が酷くて嫌な思い出がありおすすめできないことを考えると、やっぱりコンドミニアムがオススメ。
コンドミニアム寮生でも、ドミトリー寮ぼ学生と同じく一応校則上は門限が定められているのですが、門限については正直あってないようなものだから。あとは、ホテル寮にはない、キッチンと調理器具、お皿やカトラリーがあるのも強み。
コンドミニアム寮であれば、その気になれば自炊できるのです。
で、正直語学留学中に自炊なんかせんやろとお思いの方もいらっしゃるとおもいますが
自炊すべき。マジで。
これは、普段ちょこっとしか自炊しない30男の私でも、自然と自炊するようになった体験からです。
無理に自炊しようと思わなくても、自然とやろうと思い始めます。
結局このへんも環境適応能力の一つで、現地の食事が好みに合わなくてつらいと言うならば、作り出せばいいということなんですよね。
ただ自炊と言っても、ライトなので十分。
寮生の中に、ミキサーを現地で購入してスムージー作って飲んでる猛者もいましたが、私の場合はパスタとかハムエッグとトーストとかそういうレベル感のもの。
でも、味付けを自分でやるのと、現地の飲食店で出されるのでは大違いなんですよね。
これは何のためにやるのかって、栄養だとか節約だとかそういう目的じゃなくて
精神力の回復のためなんです。
自分好みの食を摂ることの大切さを学んだ1ヶ月でしたね。
あと、補足というかメインですが
学食が不味い分
コンドミニアムで飯を作ると異常にモテます。
男も女もだと思いますけど、みんな学食から解放されたいんですね。
つづく